AIコラム 技術検証コラム

AIツールの「実際の中身」を、自分たちの手で確かめる

Claude Codeは1回の返答までに何を読み込んでいるのか。LLMのトークン単価は下がっているのに、なぜ請求額は下がらないのか。オープンウェイトの動画生成AIは、個人のGoogle Colabで本当に動くのか。中国で表面化した人型ロボットの修理費問題は、米国にも同じ形で存在するのか——いずれも公開情報の要約だけでは分からないため、当サイト編集部が実際にツールを操作した実機観測、または複数国・複数市場の一次資料を横断照合した結果をもとに検証するコラムです。

他の検証シリーズが政府・企業の公開する一次資料まで遡るのに対し、本シリーズが対象とするのはAI・ロボットなどのテクノロジー分野そのものです。公開ドキュメントや業界データに加えて、記事によっては実際の操作・実行結果という一次データを、記事によっては複数国の一次資料の突き合わせを扱います。数値・挙動・推計はいずれも検証時点のものであり、急速な技術変化により変わる可能性があります。

全4本 — テーマと判定

AI AGENT ARCHITECTURE

AIは賢くなったのではない、読み込む量が増えただけだ ── Claude Codeが1回の返答までに読んでいるものを図解する

判定:賢くなったのはモデルではなく、モデルの手前で運ぶ文脈の量。Claude Codeが1回の返答までに読み込む8つの層を図解。自社実測では、運用コストの9割が文脈を運び直す処理だった。

LLM運用コスト

トークン単価は下がっているのに、請求額は下がらない ── キャッシングとルーティングの最前線を追う

判定:単価の下落と請求額は別の話。プロンプトキャッシュとモデルルーティングは実在し確かに効いているが、それだけで請求額が下がるわけではないというGartnerの指摘を一次資料で検証。

オープンウェイト動画生成AI

GPUが足りなかったのではない、ディスクとメモリが足りなかった ── MiniMax H3を個人のColabで動かした記録

判定:ボトルネックはGPUのVRAMではなく、ディスクとシステムRAMだった。従量課金はディスク不足、Colab Proでもパイプライン組み立て時にRAM 83.5GBを使い切りクラッシュ。ハイメモリ設定で解消し、実際に動画を生成した。

ヒューマノイドロボット・アフターマーケット

人型ロボットの競争軸は「性能」ではない、「直せるかどうか」だった ── 中国の現実と、米国にすでにある同じ構造

判定:「見え方」が違うのは市場ステージの差であって、経済構造の差ではない。中国の修理費高騰・技術者不足の報道を、米国側の一次資料・業界推計と照合。維持費率はほぼ同オーダーで重なり、部品供給網も米中で分離していなかった。

このシリーズの読み方

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本シリーズは公開情報および当サイト編集部の実機検証・観測を基に整理した一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品やAIサービス・クラウドサービスの購入・利用を推奨・勧誘するものではありません。検証結果は公開時点の環境・仕様に基づくものであり、AI製品やクラウドサービスの仕様変更により内容が変わる可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。