ARK INVESTMENT MANAGEMENT ・ SEC FORM 13F
ARK Investment Management(キャシー・ウッド)の保有銘柄一覧
編集部・最終更新 2026年8月5日
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キャシー・ウッド氏率いるARK Investment ManagementがSECに提出した最新のForm 13Fを基に、保有銘柄TOP10と今四半期の売買動向をまとめました。ARKは毎営業日その日の売買を「Trade Notification」として無料メール配信することで知られますが、これはSECが求める義務ではなく2014年の設立以来続けてきた自主的な広報方針です。法的に義務づけられているのは、他の著名投資家と同じ四半期ごとのForm 13F提出だけです。
数値はSEC EDGARの公開データ(2026年3月31日時点、5月12日提出分)に基づきます。
この四半期の要点:ARKはこれまで一度も「機密扱い(Confidential Treatment)」を申請していません——新規建玉を一定期間非開示にできる制度を使う投資家もいる中、「完全な透明性」という自己ブランドを開示実績でも裏付けています。ただし13F資産$12.86Bは、SEC提出書類(Form ADV)に基づく全社運用資産$26.09Bの約半分にとどまり、非上場企業へ投資するARK Venture Fund等はここには映りません。
13F報告資産
$12.86B
前期$15.07Bから縮小
保有銘柄数
182銘柄
前期196銘柄から絞り込み
提出日
2026/5/12
対象:2026年Q1(3/31時点)
次回更新目安
2026年8月中旬
Q2 2026分の提出後
保有銘柄 TOP10(ポートフォリオ比率順)
| 銘柄 | ティッカー | 比率 | 評価額 |
| Tesla | TSLA | 8.18% | $10.5億 |
| Advanced Micro Devices | AMD | 4.29% | $5.5億 |
| CRISPR Therapeutics | CRSP | 4.19% | $5.4億 |
| Shopify | SHOP | 3.85% | $5.0億 |
| Palantir Technologies | PLTR | 3.54% | $4.5億 |
| Tempus AI | TEM | 3.38% | $4.3億 |
| Circle Internet Group | CRCL | 3.35% | $4.3億 |
| Robinhood Markets | HOOD | 3.24% | $4.2億 |
| Coinbase Global | COIN | 3.22% | $4.1億 |
| Teradyne | TER | 2.87% | $3.7億 |
11位はRoku(2.81%・約$3.6億、株数−35%)でTeradynと僅差。バフェットやテッパーの13Fが少数の大型銘柄に集中するのに対し、ARKは182銘柄・上位10銘柄でも合計40%と分散度が高く、テスラ以外は1銘柄あたり3〜4%台が並ぶ「厚め分散」型のポートフォリオです。
保有比率(円グラフ・上位8銘柄)
Tesla8.18%
AMD4.29%
CRISPR4.19%
Shopify3.85%
Palantir3.54%
Tempus AI3.38%
Circle3.35%
Robinhood3.24%
その他174銘柄65.98%
今四半期の動き
主な新規購入
- Broadcom(AVGO)新規 $1.26億(0.98%)
- Eli Lilly(LLY)・BioNTech(BNTX)新規(各1,100万〜1,200万ドル台)
全売却
- The Trade Desk(TTD)全売却(前期$1.11億)
- PagerDuty(PD)全売却(前期$1.09億)
- Unity Software(U)・Qualcomm(QCOM)ほか全売却
主な増減
- Bullish株数+36%
- Tempus AI株数+27%
- Robinhood株数+25%
- ROBLOX株数+22%
- Teradyne株数−47%
- Roku株数−35%
13F資産は前期比15%減($15.07B→$12.86B)、銘柄数も196→182へ絞り込まれました。2026年第1四半期(1〜3月)はS&P500が約−4.3%と下落相場だった年明けにあたり、ARKが好んで持つ小型グロース株はより大きく振れる傾向があるため、市場全体の調整が資産減少の一因とみられます。同時にTeradyne・Rokuの大幅な圧縮とBroadcom等の新規追加も重なっており、下落相場と銘柄入れ替えのどちらが主因かは13Fの数字だけでは切り分けられません。
下落相場と銘柄入れ替えのどちらが主因かは13Fの数字だけでは切り分けられません。
13F資産・銘柄数の四半期推移より
ARK Investment Managementとは
キャシー・ウッド氏が2014年に設立した運用会社。ARKK(イノベーション)・ARKQ(自律技術)・ARKW(次世代インターネット)・ARKF(フィンテック)・ARKG(ゲノム革命)・ARKX(宇宙探査)の6本のアクティブETFを軸に、AI・ゲノム編集・暗号資産・宇宙開発など「破壊的イノベーション」に投資します。最大の特徴は開示への姿勢です——ETF形態のファンドは制度上(SEC規則6c-11)保有銘柄を日次で公開する義務がありますが、ARKはそれに加えて「どの銘柄をいくら買った・売った」まで名指しした通知メールを毎営業日、自主的に配信しています。ウッド氏は2014年設立当初から「同じ売買に他社が相乗りしてくることも歓迎する」という趣旨の発言を残しており、この透明性を差別化戦略として位置づけてきました。
運用成績は振れ幅の大きさで知られます。代表ファンドのARKKの配当再投資込み終値を自前で確認したところ、実際のピークは2021年2月12日の$154.01(メディアでよく引用される2月16日・$159.70は日中高値)。2026年8月4日時点の$76.76はそこから−50.2%です。2020年年初($48.89)を起点に指数化すると、ARKKはこのピークまで約3.1倍に急騰した後、直近では2020年年初比+57%まで戻す一方、同じ期間S&P500(SPY)は着実に+160%まで伸びており、急騰局面を含めてもなお指数に大きく劣後しています。直近1年は+7.87%・2025年通期は+35.49%と好調な局面もありましたが、集中的なテーマ投資特有のボラティリティが成績の振れ幅にそのまま表れています。
ARKKはこのピークまで約3.1倍に急騰した後、直近では2020年年初比+57%まで戻す一方、同じ期間S&P500(SPY)は着実に+160%まで伸びており、急騰局面を含めてもなお指数に大きく劣後しています。
ARKK配当再投資込み終値の実測より
FIG. 01 — ARKKとSPYの指数化パフォーマンス比較(2020年1月=100)
ARKKとSPYの配当再投資込み指数(2020年1月2日=100)。急騰して急落した結果、直近は指数に大きく劣後している。
| 開示項目 | 一般的な13F投資家 | ARK |
| 四半期ごとのForm 13F | 義務(45日以内) | 同じく義務(45日以内) |
| 保有銘柄の日次公開 | ETF形態なら同じく義務(Rule 6c-11) | 義務(Rule 6c-11準拠) |
| 売買の名指し通知 | 一般的には無し | 独自の自主開示(毎営業日メール配信) |
| 機密扱い(CTR)の使用 | 新規建玉を一定期間非開示にできる制度があり、利用する投資家もいる | 提出履歴上、利用実績ゼロ |
⚠ 留意点・リスク
- Form 13Fは四半期末から最大45日遅れで提出される公開情報です。ここに表示されている内容は提出時点の「過去のスナップショット」であり、現在の実際の保有状況とは異なる場合があります。ARKは毎営業日の取引通知メールを別途配信していますが、それでも日々の全ての売買を保証するものではありません。
- 13Fの開示対象は米国上場株式・ETF・一部オプション等に限定されます。ARK Venture Fund等が保有する非上場企業のポジション、直接保有の暗号資産、非米国上場資産は含まれないため、実際のポートフォリオ全体を表すものではありません。
- ARKKは2021年のピークから大きく調整した後の回復途上にあり、値動きの振れ幅は市場平均より大きい傾向があります。過去の成績は将来の成果を保証しません。
- 本ページは米SEC EDGARの公開規制当局提出書類を基にした事実の紹介であり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。
- 投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。
本記事は米SEC(証券取引委員会)に公開提出されたForm 13FおよびForm ADVデータを基に、当サイトが整理した一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。記載内容の正確性には万全を期していますが保証するものではなく、作成時点のものであり今後変更される場合があります。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。
出典:SEC EDGAR Form 13F-HR(ARK Investment Management LLC、提出日2026年5月12日)、ARK Form ADV Part 2A(2026年3月31日付)。副次的にstockanalysis.com等の情報で株価・AUMをクロスチェックしています。